2016.05.24 Tue
Lakshmi

「Lakshmi」
監督:ナゲーシュ・ククヌール
出演:モーナーリー・タークル、ナゲーシュ・ククヌール、シェーファリー・シャー、ラーム・カプール
2014年に公開してから、待てども待てどもDVDがリリースされない「Lakshmi」。
youtubeにアップされて半年以上たち(確か正式)、このままでは見ることなく消されてしまうのでは…と心配になり視聴しました。
それで最後まで見て分かったことは、、
こりゃDVDリリース無理だわ!
ってことです。
予告編やこのポスターを見る限り重い内容だと覚悟してかかったんですけどね、
前半のつらい売春宿の日々から抜け出し、さあこれから自由のために戦うぞとなって心優しい弁護士(ラーム・カプール)や周囲の助けを得て裁判も終盤へ…というところで、
すさまじい拷問描写!
そしてやられたらやりかえす女!!

まさか、インド映画で、、体から離れた●●●を見ると思いませんでしたよ。(ぼかしなし)
演じるのは「モンスーン・ウェディング」で叔父から幼児虐待を受けていたトラウマを持つ演技が印象的だったシェーファリー・シャー。
このあたりの演出、興行成績が悪くても気にしない、ナゲーシュ・ククヌール監督のインディペンデント映画魂を感じました。
監督自身の演技も今までになく極悪人で畜生っぷりがすごかったです。
(追記:インド国内では検閲でもめて公開が遅れ成人映画指定、問題のシーンもカットされたかボカシだったようです)

撮影の合間にモーナーリー・タークルちゃんと雑談する監督ナゲーシュ・ククヌール。
劇中はまったく違う顔してます。
ちなみにラストにはククヌール監督と「Hyderabad Blues」から長年タッグを組んでいるプロデューサーのエレイン・ヒップトーラElahe Hiptoolaがレポーター役で登場してます。
弱者に焦点を当てた作品を多く生み出すククヌール監督の力強いベストパートナーです。

| 映画 maiko | 17:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑