2010.11.25 Thu
フィルメックスで見た映画
前作「愛は一切に勝つ」でウトウトした反省を生かせず、大半意識を失ってしまった。。
タン・チュイムイ監督はマレーシアの催眠術師か。
「密告者」 香港
どうしてダンテ・ラムはいつも90年代前半みたいな古いアクション撮るんだろね。例えばこれを20年後に見たら古きよき香港映画~と懐かしめるのかもしれないけど。
と、心の中で毒づいていたのですが終盤みんなのルンメイちゃんが激しくどつきあいしてくれまして、一気に楽しくなりました。
「溝」 中国
強烈!
数年に一度、こういうすさまじい映画に出会ってしまうのですね。
また血の気が引いて倒れそうになりました。
ワン・ビンの劇映画とあって広い会場は7割以上の入り。ひとつまえの「密告者」の観客が「溝」を見たらどう反応するか、「溝」の観客が「密告者」を見たらどう反応するか、ちょっと考えてしまいました。
「トーマス、マオ」 中国
プシャーッと飛び散る血が途中からCGになるのは環境保護のためでしょうか?
B級ノリで行きますって最初に示してくれたんで楽しめました。
「独身男」 中国
北京から150キロほど離れた村に生きる独身男たち。
ジジイのくせに息子はビンビンでしゃーない!
ぱっと見すでに枯れ果ててそうなのにねえ。
最初1人ずつアップになって「ヤン」とか「リュウルァン」とか人名テロップが出た瞬間好き!と確信した。
最初っから最後まで笑いっぱなし!!
中国インディペンデント映画をよく見る人にとっては人身売買って暗黙の了解みたいなところあるけど、それをもユーモラスにしたたかに描いていた。
脚本がすばらしいし、素人を使ってあんな表情豊かな演技させるのもすごい。
フィルメックスで見た中ではぶっちぎりで1位、この秋映画祭で見た中でも「ギャランツ」と同列で1位でございます。
ええ、私の好きなタイプの映画なんです。シモ降りまくり。
一緒に見ていたM女史から「これmaikoさんの字幕?」と聞かれたけど、違います(笑)
でもこういう作品の翻訳できたら楽しいだろうなあ。
あ、また濡れ場でジジイが赤パンはいてました。
赤いももひきもありました。
開場前にボーッと座っていると友人に手招きされまして。行ってみると監督と主演女優のイエ・ランさんが来ているじゃありませんか。英語が通じなくてスタッフさん困ってたので通訳しました。
上映後「めっちゃ面白かった!!」と興奮してまくしたてたのは言うまでもありません。
| 映画 maiko | 22:21 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
こんにちは。TIFFのときに、ブログ読んでます、と言った者です。ホーチョン監督との写真とってくれてありがとうございました。
また次回もホーチョンの字幕お願いしますね!
『密告者』は古っぽいアクションなんですかー。私は2003年から香港映画をみはじめたので、あれでも新鮮です。
あと、『ギャランツ』の記事のとき、コメントしようと思ってしてなかったのですが、羅奔さんを観て、私もエボラを思い出してました。
| ゆずきり | 2010/11/27 23:21 | URL | ≫ EDIT