2011.08.12 Fri

（あらすじ）
リアムとチンタは恋人未満の親友。
高校卒業してアメリカ留学することになったリアムは告白する勇気がないまま空港へ…
やっぱり思いを伝えようと空港を出るも、事故で亡くなってしまう。
迎えに来た使者は言う。「未練があるなら他の遺体を借りて用事を済ませなさい。期限は3日だ」
リアムはドニという青年の体に乗り移り、チンタに会いに行く…

（感想など）
インドネシア版「ゴースト」。
開始15分で引き込まれ、胸がキュンキュンしまくり！
普段インドネシアポップを意味も分からず聞き込んでますが
中文字幕のおかげで歌詞が丸分かりでございます。

主題歌「Ada Cinta」


（訳）
愛してると言って
ずっと期待して待ってるの
あなたの瞳のメッセージは読めない
ささやきも聞こえないのよ

私への愛を歌って
心のメロディーのままに
自分の気持ちが分からない
あなたも同じ気持ちなのか

愛って　どうして伝えにくいの
すぐ近くにあるのに
雨粒にも　月の光にも
私たちの叫び声にも存在するのに

愛って　どうして伝えにくいの
こんなに感じているのに
胸が高鳴る時も　静かな夜も
愛はそこにあるのに


旅立つ前、ビルの屋上で記念写真を撮っているとあやまって自分でスカートの中を撮ってしまうチンタ。
一瞬気まずくなるものの、カメラを奪い取って確認するリアム。
「イエーーーーーイ！！」
いったいどんな画が撮れていたのか、観客には見せてくれません（キュンキュンするぅ～！）
しかし、物語は中盤からおかしくなってきます。
ドニの体を借りてチンタに近づくことに成功したリアム。
翌朝会うことをとりつけます。

「じゃあ、私の住所教えるわ」
「知ってるよ」
「えっ？」
「君のことなら何でも知ってるよ。ご両親は家にはいない。妹と二人暮らしだ。今までどんな暮らしをしてきたのか、普段どの生理用品を使っているのかも知ってる。そうだ、部屋にはテディ・ベアのぬいぐるみがあるね。“グッドモーニング、ハニー　ヒヒヒ…”てしゃべるだろ！」

怖いよ！
ストーカーに殺されないうちに早く逃げなきゃ！！！！

主演の若手俳優たちはすごく魅力的で演技がんばってるんだけど、どうも演出が迷走してる気が…
調べたら、監督は「バージン」のハニ･R･サプトラ。
そう、2005年東京国際映画祭で面白いようで何なんだこれは！？と私を混乱させたあの爆弾映画です。
なるほど。。

主演のAcha Septriasaがかわいいんだけど怒るとアゴが突き出てえげつない顔になったり
夕日が沈んでも期限までだいぶ時間があったりと
突っ込みどころ満載でしたが、よかったです。
若手4人の他の作品も見たくなりました。